東芝とみずほ情報総研などは7月26日、環境省の「環境配慮型CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯留)実証事業」に採択されたことを発表した。
同実証事業では、東芝のグループ会社であるシグマパワー有明の三川火力発電所から1日に排出されるCO2の50%にあたる500トン以上のCO2を分離・回収する設備を建設し、実証運転を行う。また、みずほ情報総研を含む12法人は、CO2分離・回収に関わる環境影響評価手法や国内での円滑なCCS導入に向けて必要な制度、分離・回収方法に加え、CCS全体のシステム等について検討を行っていく。
両社は、同実証事業を通して、2020年度までにCCS技術の実用化を目指していくとしている。