弥生は7月27日、弥生会計をはじめとする会計ソフトラインアップと、Misocaが開発・運営する請求書サービス「Misoca」との連携を強化したと発表した。
今回の強化で、請求業務の会計処理で必要な、売上や売掛金、源泉所得税などの科目の複合仕訳に対応した。例えば、個人事業主で報酬が源泉徴収される場合、「Misoca」で作成した請求書データを、「やよいの青色申告 オンライン」に取り込めば、売掛金と受取報酬の源泉徴収税に分けた複合仕訳を自動生成する。これにより、「Misoca」から会計ソフトラインアップへのデータ自動連携がよりシームレスに行え、請求から会計まで一連のバックオフィス業務を効率化できるという。
「Misoca」は、Webやスマートフォンから請求書が作成できるサービス。弥生は、2014年11月より「Misoca」と会計ソフトラインアップの連携を開始し、2016年2月にMisocaをグループ会社化した。以降両社は、弥生IDによる「Misoca」ログインなど、製品の連携強化を進めている。
対応製品は、「弥生会計オンライン」「やよいの青色申告オンライン」「やよいの白色申告オンライン」「弥生会計17(今秋発売予定)」「やよいの青色申告17(今秋発売予定)」となっている。
弥生とMisocaは今後、共通ビジョンである、商取引における見積・請求・回収・会計までの処理を一気通貫で行えるクラウド上での「取引プラットフォーム」の実現に向け、さらなる連携強化に努めていくとしている。