日本ヒューレット・パッカード(HPE)は7月25日、分析機能を活用したIT部門向けのIT運用ソフトウェアとして、ハイブリッドアプリケーション性能のダッシュボード表示をリアルタイムで提供する「HPE Operations Bridge(OpsBridge)」スイートの提供開始を発表した。
同製品は、高速データ分析専用データベース「HPE Vertica」と組み合わせることで、実行する既存アプリケーションとクラウド・ネイティブ・アプリケーション、ハイブリッド環境を自動的に検索・監視・管理するもの。Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Docker、「HPE Helion OpenStack」、その他のOpenStackディストリビューションに対応する。
同製品は、ビジネスで優れた成果を出す上で必要となる、リアルタイム情報、アプリケーションの稼働状況の可視性、IT監視の機能を提供する。 「HPE Vertica」により、クラウド経由で利用可能なダッシュボードからITインフラの管理状況を可視化することができる。
また、複雑なワークフローで自動化スクリプトを使用し、手作業の運用の必要性を低減するほか、Slack、HipChatなどのチャット製品との連携により、修正措置、状況のアップデート、インシデントの作成、修正の自動化に対応する。
「HPE Operations Bridge Suite」は、「Operations Manager i(OMi)」、「OMi Management Packs」、「Business Value Dashboards」、「Operations Bridge Reporter」、「Operations Analytics」、「Operations Orchestration」、「Automated Service Modeler」、「HPE Cloud Optimizer」を統合したもので、「HPE Helion Cloud Suite」と連携する。