Microsoft Windows 10

日本マイクロソフトは7月21日(米国時間)、「日本語入力(IME) の知っておくと便利な機能(1)|Windows & Devices 開発統括部」において、Windows 8以降を搭載した複数のPCで日本語入力ソフト「Microsoft IME」を使っている場合に便利な機能を紹介した。Windowsの「設定の同期」機能を使うことで入力履歴や単語情報などを共有でき、自動的に複数のPC間での操作性を向上させるとアドバイスしている。

同期設定は「設定」から「アカウント」→「設定の同期」→「言語設定」を有効にすることで機能するようになる。この設定を行うと、ログインしたMicrosoftアカウントまたはドメインアカウントをベースに複数のPC間で日本語入力に関する情報が共有されるようになる。共有されるデータは次のとおり。

  • 学習情報
  • 入力履歴
  • ユーザ辞書
  • カスタム辞書
  • IMEの設定

Microsoftアカウントでのログインが必要になるため、同期機能が利用できるのはWindows 8以降のオペレーティングシステム(Windows 8、Windows 8.1、Windows 10)とされている。社名や人名などは通常の辞書に登録されていないものも多いが、設定の同期を有効にすることであるPCで作業した入力履歴や辞書のデータがほかのPCで作業しても適用されるようになり、利便性の向上が期待できる。