日本ティーマックスソフト(ティーマックスソフト)とレノボ・ジャパンは7月20日、DWHサーバに関する協業を開始した。
協業の具体的な内容は、1)ティーマックスソフトのデータベース統合ソリューション「ZetaData(ゼタデータ)」をレノボサーバに搭載したDWHサーバを二社で共同検証し、SIer企業を通じて販売、2)ハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HXシリーズ」と、「Tibero RDBMS」との組み合わせによる、データベース運用コスト削減ソリューションの提供、3)「Tibero RDBMS」とレノボSystem xサーバのリファレンス・アーキテクチャーの提供の3つ。
ZetaDataはティーマックスソフトが開発した特許技術、独自技術を採用した大容量データベース統合ソリューション。レノボとの協業で提供するZetaData搭載したDWHサーバは、ハードウェアコンポーネントとしてレノボから提供される「System x3550 M5」「System x3650 M5」に高速内蔵フラッシュストレージのIntel P3700 NVMeアダプタと高速ネットワークのInfiniBand FDRスイッチを組み合わせている。
内蔵フラッシュストレージおよびネットワークに最先端のコンポーネントを使用することで、ZetaDataの高速性を実現することができ、信頼性の高いSystem xとの組み合わせで大容量データにおいても高い保全性が求められるDWHサーバとして、使用できるシステムだという。
さらに、ストレージコンポーネントをサーバ内部に配置し、ストレージ機能をソフトウェアで処理することでストレージ専用装置やネットワークを必要とせず、購入コストや運用コストを削減することを可能としている。また、レノボのサーバとTibero RDBMSに関しても共同でリファレンス・アーキテクチャーを準備し、主にハードウェアとソフトウェアをソリューション販売するSIerや代理店を中心とした販売活動を展開する。
Tiberoは、従来の代表的なRDBMSと比べ、特に仮想環境で運用コストの削減効果を発揮するという。そのため、レノボのハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HX シリーズ」と組み合わせることで、これまで独立した環境で稼働せざるを得なかったRDBMSサーバを統合仮想プラットフォーム上に統合することが可能となり、運用コストの削減を可能としている。
Tiberoとレノボのサーバ製品を組み合わせることで、ユーザー企業から求められるコスト削減に応えつつ、システム運用を実現できるという。なお、今回のティーマックスソフトとレノボが検証したZetaData DWHサーバや、TiberoとSystem xシリーズ、Lenovo Converged HXシリーズは協業販売パートナーのユニアデックスを通じて、販売および導入サービス、保守の提供が行われる予定だ。