パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは7月19日、産業用ロボットやサービスロボットなどの姿勢検出、位置推定を行う「モーションセンシングユニット」を開発したと発表した。

同製品は、素子加工技術と独自アルゴリズムにより、XYZ方向の回転運動や直進運動を検出して、高精度な姿勢情報として高速に出力できるため、ロボットの走行制御や姿勢制御などにおいて、迅速かつ正確な制御が可能となる。また、縦方向、横方向、斜め方向に取り付けても複雑な動きを検出することができ、さまざまな使用環境や設置環境に対応する。

さらに、これまで高精度な位置情報を得るためのソフトウェア設計はロボットメーカー側が行ってきたが、同製品は各種用途に応じたパラーメータを初期設定して提供することができるため、メーカーの開発負担を軽減できるとする。