SHIFTは7月15日、ITシステム開発におけるテスト業務をフル・マネジメント型で受託する、新しいテストアウトソーシングサービス「SHIFT TestingCoE(Center of Excellence)」の提供を開始すると発表した。
今回提供するのは、比較的アウトソーシングしやすい単体テスト・結合テストに加え、金融業などに代表されるような、業界や企業特有の業務理解を求められるためにアウトソーシングすることが難しいとされる総合テスト・UATを含むすべてのテスト業務を、1000名を超えるテストエンジニアが在籍するSHIFTのテストセンターへ集約するサービスとなる。
同社はこれまで、大手金融・流通系企業の顧客を中心に、数多くの企業からフルスコープのテストアウトソーシングの相談や要望を受けていたという。その要望に応えるため、顧客のテスト業務をSHIFTのテストセンターに集約するサービスを導入したところ、約7%の開発費用が削減できたことから。正式なソリューションサービスとしてメニュー化したという。
同社は、フルスコープでのテスト業務のアウトソーシングを成功させるために必要な移行・領域拡大のステップのプランニング、推進体制、柔軟なナレッジマネジメント、オートメーション化、人材育成の仕組みの構築などといった要素のベストプラクティスと、これまで300社以上のテストアウトソーシングを請け負う中で培った経験を集約させ、方法論として体系化した。今後は、テストエンジニアの採用を強化し、より大規模なテストアウトソーシングを受託する体制を準備するという。