Microsoftは7月15日(現地時間)、「Visual Studio Tools for Unity(VSTU) 2.3」をリリースしたことを公式ブログで発表した。Unityは各種プラットホームに対応するUnity Technologiesのゲームエンジン。VSTUはVisual StudioのデバッガーをUnityに接続し、ブレイクポイントの設定や式の評価など、コードのデバッグを行う。Visual Studioギャラリーから入手できるVSTUはVisual Studio 2015専用だが、以下のリンク先からVisual Studio 2010/2012/2013に対応したVSTUをダウンロードできる。前バージョンとなるVSTU 2.1は2016年2月にリリースしていた。

バージョン2.3では、以下の改善が行われている。

  • XamarinツールとVSTUの競合回避し、デバッグを可能にした。
  • デバッグ時にテキスト/XML/HTML/JSONといった文字列を可視化する。
  • Visual Studio 2015の関数ブレイクポイントをサポートする。
  • VSTUのウィザードからUnityのMonoBehavioursが使用可能に。
  • デバッグ時の式の評価に関する複数の問題を解決。

VSTUを使うことで変数や引数の検査と修正が容易になる(公式サイトより抜粋)

Unity 5.2.xを使用している場合はVSTUをサポートしているため、そのままインストール可能。Unity 5.1.xを使用中の場合は、プロジェクトにパッケージを再インポートしなければならないので注意が必要だ。

阿久津良和(Cactus)