Microsoftは7月13日(現地時間)、Linux版Skypeクライアントのアルファー版をリリースしたことを公式ブログで発表した。コミュニティページに設けられたこちらのスレッドから、deb形式(Debian GNU/LinuxやUbuntuなどが対応)とRPM形式(Red Hat Enterprise LinuxやopenSUSEなどが対応)のパッケージがダウンロードできる。
既にファイルの送受信、写真やビデオの共有、新たな絵文字の使用が可能。筆者が試した限りだが、Windows版Skypeクライアントをベースにしていると推察する。Windows/macOS/iOS/AndroidのSkypeクライアントとコミュニケーションを楽しめるが、現在はアルファー版のため、Linuxカーネルバージョン4.3.0.37以前で実行する場合、通話を受信できない。
Microsoftは2016年4月にORTC(Object RTC)を用いて、Microsoft Edgeを経由したビデオ通話を可能にしている。Linux版Skypeクライアントのリリースに伴って対応範囲を拡大し、web.skype.comでGoogle ChromeやGoogle Chromebooksをサポートも発表した。
阿久津良和(Cactus)