ジャストシステムは7月12日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「小学生のプログラミング学習調査」の結果を発表した。同調査は、2016年7月4日から5日の間、何らかの習い事をしている小学生を持つ母親553名を対象に実施されたもの。
小学校で2020年度よりプログラミングが必修化されることについて、小学生の子どもを持つ母親の46.5%が「賛成」、7.4%が「反対」と回答。必修化に賛成する理由として最も多かったのは「さらに進化するIT社会で、必要とされるスキルが身につく(58.8%)」、次いで「将来の職業の選択肢が増えるきっかけになる(51.8%)」という回答だった。
現在、「プログラミング教室」に通っている小学生の割合は、1年生が10.2%、2年生が9.5%、3年生が9.3%、4年生が10.3%、5年生が2.5%、6年生が3.7%。また、「プログラミング教室」を新たな習い事として検討中の母親は、1年生の子どもを持つ母親が22.9%、2年生が16.8%、3年生が17.1%、4年生が19.0%、5年生が16.1%年生が14.7%となっている。同社は、今後小学生の間でプログラミングの校外学習が拡大していくだろうと予測している。
「プログラミング教室」を子どもの新たな習い事として検討している母親のうち、最も期待することは、子どもに「物事を筋道立てて考え、他者に正しく伝える力が身につくこと(16.7%)」という回答になった。
また、プログラミングを学校外で学ばせる場合、「(教室に通うのでなく)家庭学習で学んでほしい」と答えた人のうち、教材は「Webやアプリの教材(紙ではない教材)」が望ましいと回答した人が最も多く(39.6%)、次いで「マンガで読み進めやすい教材(33.3%)」となった。
さらに、夏休み中、短期スクールやワークショップに通う小学生のうち、26.3%が「プログラミング」を内容とするレッスンに参加すると回答した。