7月11日(現地時間)、Microsoftは自社開発オープンソースプログラミング言語「TypeScript」のバージョン2.0ベータ版をリリースしたことを、公式ブログで発表した。現在、Visual Studio 2015 Update 3用ツールのダウンロードが可能。TypeScript 2.0は2016年4月からプレビュー版をリリースしている。

ダウンロードしたツールをインストールすると、Visual Studio 2015上でTypeScript 2.0ベータ版が使用可能になる

TypeScript 2.0ベータ版では、Null許容型や制御フローベースの型解析、容易なモジュールの宣言をサポートしている。2016年に開催したBuild 2016では、その他にもAsync/awaitの古いバージョンサポートや、Readonlyプロパティ、関数におけるthis型を宣言サポート。typingsの収集改善などを目標としていた。さらにバージョン2.1以降は、リファクタリングのサポート強化、関数におけるthis型宣言のサポート改善を目標にしている。

より多くの情報はGitHub上のWikiで確認できる。

阿久津良和(Cactus)