TIOBE Softwareから、2016年7月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2016年7月におけるインデックスは次のとおり。
順位 | プログラミング言語 | インデックス値 | 推移 |
---|---|---|---|
1 | Java | 19.804% | ↑ |
2 | C | 12.238% | ↓ |
3 | C++ | 6.311% | ↓ |
4 | Python | 4.166% | ↓ |
5 | C# | 3.920% | ↓ |
6 | PHP | 3.272% | ↑ |
7 | JavaScript | 2.643% | ↑ |
8 | Visual Basic .NET | 2.517% | ↑ |
9 | Perl | 2.428% | ↑ |
10 | Assembly language | 2.281% | ↑ |
11 | Ruby | 2.122% | ↑ |
12 | Delphi/Object Pascal | 2.045% | ↑ |
13 | Visual Basic | 2.012% | ↑ |
14 | Swift | 1.960% | ↑ |
15 | Objective-C | 1.881% | ↓ |
16 | MATLAB | 1.558% | ↑ |
17 | R | 1.514% | ↑ |
18 | PL/SQL | 1.456% | ↑ |
19 | COBOL | 1.135% | ↑ |
20 | Groovy | 1.125% | ↑ |
2016年7月はアセンブラが10位につけトップ10入りを果たした。ほかのプログラミング言語と比較してアセンブラは開発効率が高いとは言えないほか、さまざまな脆弱性を招きやすいにも関わらずこのような結果になったことに驚きを示している。
TIOBE Softwareではその要因として、アセンブラによるプログラミングが必須となる組み込みデバイスが増加していることや、性能を発揮するためにアセンブラが優れた候補であることなどを指摘している。
TIOBE Softwareではそれ以外に注目すべき動向として、Tclが65位から48位へ上昇したことや、ColdFusion (CFML)が102位から66位へ上昇したこと、Mapleが94位から74位へ上昇したことなども指摘している。