エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ(NTTLS)とNECネッツエスアイ(NESIC)は7月5日、文化庁が7月11日から7月24日まで実施予定の文化庁関西移転に向けたテレビ会議システムを利用するテレワークの実証実験に参画すると発表した。
今回の実証実験では、京都芸術センター(京都市)内に設ける臨時オフィスと東京(霞が関)の文化庁の執務室とを繋いだ審議会や打ち合わせなどを予定しており、遠隔地での円滑なコミュニケーションや、一体感のあるテレワーク環境の構築を目指す。
これを実現するための実証環境として、NESICはプロジェクション・マッピング技術を用いて遠隔地の空間を繋ぐ「SmoothSpace(スムーススペース)」を提供する。
同システムは、執務室の一角に2面のスクリーンを立体的に組み合わせ等身大の映像を投影することで、あたかも壁の向こうに京都の執務室があるかのように、遠隔地と一体化した執務環境を提供することができる。
今後、両社はICTを利用するワークスタイル改革の提案を通じて、政府が掲げる地方創生に向けた政府関係機関の地方移転に貢献していくとしている。