名古屋工業大学および慶應義塾大学で開発された研究成果をベースとするベンチャー企業であるスペースビジョンは7月5日、新型3Dボディスキャナ「SCUVE G4」を発表した。
SCUVE G4は、0.5秒という短時間で全身の3D撮影が可能。小型・軽量であり、300ルクス程度の室内環境でも計測することができる。同社は「人は立った姿勢で静止できるのは0.5秒までと言われており、今回まさに理想的な撮影速度が実現できたと言えるでしょう」としている。
また、ボディスキャナで撮影した体形データをクラウドサーバーに登録するサービス「karada3D.com(ベータ版)」では、デベロパー向けにHumanmetrics APIを近日公開予定。同APIを用いることで、あらかじめ被撮影者が許可した事業者が、被撮影者のウェストやヒップなどの寸法情報を取得することができる。これにより、例えばアパレル分野で、店舗で採寸することなく被撮影者の寸法情報から体形に合った洋服を提案することや、縫製工場で被撮影者の寸法情報を取得することでWeb上のカタログから選んだ洋服をカスタマイズするサービスなどが実現できるという。