富士重工業(スバル)は7月5日、「SUBARU BRZ」の大幅改良モデルを8月1日に発売すると発表した。
「SUBARU BRZ」は「Pure Handling Delight – 新しい次元の運転する愉しさ」をコンセプトに、FRレイアウトと水平対向エンジンを組み合わせた「低重心パッケージ」を採用したスポーツカー。今回の大幅改良では、パワーユニットからシャシーに至るまで全性能を進化させ、走行性能を飛躍的に向上。また、スポーティさを強調したエクステリアやインテリアの大幅な質感向上によって、さらに洗練されたスポーツカーへと磨き上げた。
パワーユニットはエンジン本体と給排気系を改良すると共に、シリンダーヘッドとブロック結合部の剛性を強化し、最高出力を従来の147kW(200 PS)/7000rpmから152kW(207 PS)/7000rpmに向上。最高トルクは205Nm(20.9kg・m)/6400-6600rpmから212Nm(21.6kg・m)/6400-6800rpmにアップした。さらに、ファイナルギア比を変更したことにより、全域での加速性能を向上させたほか、ボディ全体の剛性を強化し、足回りはコイルスプリングのバネ定数変更、ダンパー内部構造及び減衰力変更、リヤスタビライザー径の変更などを行い、操舵応答性と操縦安定性、乗り心地を大幅に向上させたとしている。価格は298万1880円~302万9400円。
2016年秋には「bremboブレーキ」とZF社製「SACHSダンパー」を採用した最上級グレード「GT」の発売を予定しており、さらに「GT」をベースとした100台限定の特別仕様車「Yellow Edition」の先行予約を7月7日より開始する。