富士通システムズ・ウエスト(FWEST)は7月1日、病院の診療情報管理業務を支援するソフトウェア「病歴大将」シリーズの新バージョン「FUJITSU ヘルスケアソリューション 病歴大将V5(病歴大将V5)」を販売開始した。
「病歴大将」は、診療情報管理部門における診療情報の有効活用と、病院機能評価や診療録管理体制加算取得を支援するシステム。今回、病院内外からの多様化する情報提供依頼に対応すべく、同製品の特徴である「多段階検索機能(特許取得済)」と「統計機能」を強化した。
多段階検索機能は、各情報を階層化してデータベースに蓄積し、さまざまな階層での情報活用とともに、ニーズの高まっている病棟情報にまで拡張して、多面的な情報活用を行う。また、検索結果の特性や傾向を視覚的に把握できるよう、新たに集計機能を搭載した。
同製品特有の「縦軸・横軸のマトリックス上で帳票を選択するインタフェース」の拡張として、選択可能な軸の種類や個別設定可能項目を増やし、数千種類の統計に対応。統計結果をファイル出力する前に、男女別・構成比・合計などの表示項目を切り替え、出力イメージを確認できるようになった。
そのほか、詳細な分析と業務効率化を支援するために、各サブ機能の機能間連携を強化。統計結果から検索結果一覧へ、さらに登録画面に遷移することで、結果の確認や該当データの特定・修正が容易になるなど、利便性を高めた。
販売価格は100万円から。