ソフトバンク・テクノロジーのグループ企業であるM-SOLUTIONS(M-SOL)は6月30日、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが所有している人型ロボット「Pepper」に対して、音声認識機能を個別開発したと発表した。

音声認識機能のイメージ

新機能は、設定した言葉をPepperに話しかけることでPepperを動作させることができる。これまでは、Pepperが誰かに話しかけられた際に、Pepper所有者の意図した動きや回答をするとは限らなかったという。

また、最近ではカフェなどの店舗や銀行、ホテルなどにPepperを設置するケースが増加しており、所有者の希望通りの回答をしてほしいというニーズが増えていた。今回、「Smart at robo for Pepper」を利用し、同ホテルのPepperに対して音声認識機能を個別開発し、導入したという。

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルで接客するPepper

同ホテルでは同機能を2016年6月から利用開始しており、今後は音声認識ワードの設定を順次増やすとともに、周辺施設と連携するなどして、Pepperによる接客を一層向上していく。さらに、利用者からの要望に応える形で新機能を2016年7月よりSmart at robo for Pepperの標準機能として搭載を予定している。