大日本印刷(以下DNP)は、同社のスマートフォン向け「DNP家計簿アプリ レシーピ」において、自動的に買い物情報が反映される仕組みをコープ東北サンネット事業連合(以下コープ東北)と連携して構築したことを発表した。
「DNP家計簿アプリ レシーピ!」は、レシートを撮影するだけで簡単に購入商品の情報を家計簿に入力できるなど、主婦やOLなど20代から30代の女性中心に人気のスマートフォン向けアプリで、昨年末に200万ダウンロードを達成している。
コープ東北が運営するインターネット会員サービス「eフレンズ」は、会員になるとインターネットでの注文や購買履歴の確認ができるサービス。今回、コープ東北「eフレンズ」の会員が、DNP家計簿アプリ 「DNP家計簿アプリ レシーピ!」上の認証画面から、共同購入や店舗での買い物情報を連携させることが可能になった。連携設定したレシーピは、起動時にサーバへアクセスして買い物情報を取得。自動的に食材、生活用品などカテゴリに分類され、「DNP家計簿アプリ レシーピ!」に登録される。
共同購入についてはコープ東北の全生協、店舗購入については4生協(みやぎ生活共同組合、生活共同組合共立社、いわて生活共同組合、コープふくしま)からはじまり、順次広げていく予定。
コープ東北は、ビッグデータを活用したマーケティング・オートメーションの研究・実験に取り組んでおり、参画企業とともにプロジェクトを進めている。
・消費者パネルデータを基に、商品購買ポテンシャル分析と商品の提案(インテージ)
・家計簿アプリ「DNP家計簿アプリ レシーピ!」のデータを基に、購買動向の分析と提案(大日本印刷)
・スマートレシート利用者のキャンペーン反応を基に、購買動向の分析と提案(東芝テック)
・ID-POS分析による複数店舗での利用分析、ソーシャルデータとの相関分析(日本ユニシス)
・カスタマージャーニーの計画策定と検証(OZ(オズ))
・MAシステムの提供とコンサルテーション(セールスフォース・ドットコム)
なお、コープ東北で販売している「かんたん生協タブレット」では、自動的に家計簿として登録する機能が導入されているが、コープ東北では、これを一般アプリでも利用できるように連携させることで、MA(マーケティング・オートメーション)サービスの浸透を図る。