オウケイウェイヴは6月29日、「OKWAVE」に投稿された3400万件以上のQ&Aを自社の製品やサービスのサポートやマーケティングに利用可能な新サービスである「Support Community Cloud」を、企業・団体向けに提供開始した。料金は月額2万円(税別)から。

Support Community Cloudの画面イメージ

新サービスはIoT市場の拡大とともに複雑化し、増大する顧客サポートの課題を解決する法人向けのソリューション。OKWAVEで日々投稿があるユーザー同士のQ&Aによる問題解決力を可視化し、自社の製品サービスの顧客サポートやマーケティングに利用できるという。

同サービスを利用した場合、OKWAVEユーザーが投稿した3400万件以上のQ&Aを商品名やサービス名などで分類し集約したテーマページのオーナー(テーマオーナー)になることが可能。このテーマページを通じ、自社のサポート・サイト以外の問題解決の場を顧客へ容易に提供できるとしている。

生活者であるユーザー同士に加え、多様な分野の専門家、さらには企業の回答者が集うOKWAVEの問題解決力により、従来はサポートできていなかった潜在ユーザー層の顧客満足を高めることが期待できるという。

テーマオーナーになると、テーマ内のQ&Aを通じたユーザーの解決状況の随時把握、ガジェットの提供による自社サイトからQ&A一覧の閲覧やOKWAVEへの直接質問、テーマページのカスタマイズによる場作りなどが可能。

今後、追加機能としてテーマ上のQ&Aの表示/非表示を操作できる表示コントロール機能、テーマ内のユーザー向けにアンケートなどのイベントを開催する機能、「テーマ・まとめ」作成機能、テーマページに自社のFAQを掲載できるFAQ連携機能を順次提供し、顧客サポートツール、セールスマーケティンツールの両面での機能強化を図る。

なお、別途提供している「OKWAVE Professional」に登録し、企業アカウントを発行することでOKWAVEユーザーが投稿した質問に対して、企業回答者として回答を投稿し、企業としての問題解決策を提示することも可能。Support Community Cloudとの併用により、テーマ内の解決力を強化できるとしている。