キョーラクとSMPテクノロジーズは6月29日、3Dプリンタ向け形状記憶フィラメント「SMP55」の販売を開始すると発表した。
SMP55はお湯やドライヤーで55℃以上に温めることで軟化して容易に形状を変形できるフィラメント。変形後に再び暖めると元の形状に戻る性質を持つ。一般的なFDM方式の3Dプリンタで使用可能だ。
同材料は3Dプリント後の形状をカスタマイズすることができるため、義手・義足などをはじめとする医療分野での使用が期待される。慶應義塾大学では、医療・看護・介護の現場での実用化に向けた検討がすでに始められているという。
価格は100m(約300g)で6600円(送料・手数料込み)。両社および各3DプリンタメーカーのWebサイトを通じて販売する。