双日システムズは6月28日、連携クラウドサービス「PolarisGate」が、トランザクトが提供するクラウド型FAXサービス「TransFax」とのデータ連携に対応したと発表した。
PolarisGateは、月額3万円から利用できる低価格と、SAPやSalesforceなどの各種システムとの連携モジュールが標準装備された使いやすさが特徴のデータ連携クラウドサービス。基幹システムやクラウドサービス間のデータ連携ソリューションをクラウド化することで、業務効率の向上や変化するビジネスへの対応を支援するデータ連携が1カ月単位で必要な時に必要な分だけ利用できるサービスを実現している。
一方のTransFaxは、オンプレミスのFAXサーバを導入することなく、基幹系業務で作成された大量の帳票を自動でFAX送受信することができるクラウド型のFAXサービス。国内外2000社以上の導入実績を有し、導入後の専門スタッフによる24時間365日の無料カスタマーサポートといったサービスも提供している。
「PolarisGate」と「TransFax」の連携ソリューションを用いることにより、独自にAPIを呼び出すプログラムの開発を不要とすることが可能となるほか、TransFaxは、メール、SOAP、FTPの3種類で連携ができ、PolarisGateを用いることで、基幹システムやCRMなどのシステムとTransFax間のデータ連携が自動化できるため、FAX送信する際に発生していた手作業による誤送信を防止することも可能となる。また、PolarisGateを用いることで、文書の加工だけでなくメール配信タイミングも制御できるので、業務フローに沿ったFAX送信も可能となるという。
さらに、TransFaxはFAX送受信の増大にも対応できるスケーラビリティを備え、過剰なFAX設備を用意することなく、1時間に最大1万枚のFAX送信能力を実現しているほか、通信の暗号化(SSL、インターネットVPN)や文書ファイル(PDF/ZIP)へのパスワード設定、送信完了した文書データをFAXネットワークに残さない設計、第三者機関による定期的なセキュリティ監査を受けるといった情報漏えい防止機能や対策も行っているとしており、こうした連携を活用することで、データを安心して活用することが可能になると両社では説明している。