セコムトラストシステムズは、顧客が社内環境から分離されたセコムの「セキュアデータセンター」内の仮想ブラウザ(Firefox)を用いてインターネットを閲覧するサービス「セコム・プレミアムネット・リモートブラウザ」を7月から販売開始すると発表した。
同サービスでは、社内環境から分離されたセコムの「セキュアデータセンター」内の仮想ブラウザを使用して、画面転送方式でインターネット(メール・ブラウジング)を閲覧するもの。これにより、万が一ウイルス感染やサイバー攻撃に遭ったとしても、その被害が顧客のPCに及ぶことはない。
また、インターネットアクセス環境の利用を終了した後は毎回初期化するため、データが残らない。あわせて、インターネット上で取得したファイルやメールの添付ファイルなどを受け渡しする際、専用のファイル授受環境でセコムが検査(自動、手動)を行い、不正なファイルの持ち込みを制限する。
同サービスに加えて、顧客ごとの環境にあわせたゲートウェイ(出入口)の情報セキュリティ対策サービスを利用することで、一層強固な標的型サイバー攻撃対策を実現することが可能になるという。
「セコム・プレミアムネット・リモートブラウザ」の料金は、初期料金が20万円、基本料金が(10同時ブラウザ、登録ユーザー数50)月額5万円(自動ファイル検査)または月額6万5000円(自動+手動ファイル検査)となっており、ユーザーとブラウザごとに追加料金が設定されている。