バイコージャパンは、最大600W出力の絶縁型DC-DCコンバータ「DCMファミリ」のラインアップを拡充したこと、ならびに基板実装/シャーシ実装対応が可能な新パッケージ「VIA(Vicor Integrated Adapter)」を追加したと発表した。
同ファミリは、独自のゼロ電圧スイッチング(ZVS)技術と先端パッケージ技術を合わせることで、大電力化、高効率性と小型化を両立した製品群で、最大93%の変換効率を提供する。
従来パッケージである「ChiP」は放熱性と高密度化に優れており、従来製品比1/6の実装面積で10倍の電力密度を実現。一方、新たに追加された「VIA」はChiP製品をベースに、放熱性を向上させ、リモートセンスやEMIフィルタを内蔵しており、出力電圧精度±0.5%、2016年秋にリリース予定の外部制御ICを用いることで4個並列も可能といった特徴を有しているという。
なお同社では、主な適用アプリケーションについて、産業機器/プロセス制御、ATE、通信、防衛/航空、半導体製造機器、鉄道などの輸送、EVやハイブリッド(HV)車、サーバ/テレコム、データ通信装置などとしている。