システックコアは6月22日、ファイル転送セキュア共有システム「Multi-Fats(Multi-File Automatic Transfer Security)システムソフトウェア」を発売すると発表した。
同製品は、さまざまな形態で保存されているデータの中から、機密データ、重要データ、自然災害時の緊急データだけを選択して、OSから乖離した「Multi-Fatsシステム」のMulti-Fats HDDに保存することにより悪意のある攻撃から防御できる製品。これにより、社会問題になっているサイバー攻撃、ランサムウェアなどのウイルス攻撃を防ぎ、限られた管理者によるファイル共有が可能になる。
転送フォルダごとに、元ファイルを残すか、消去するかの設定も可能。
また同時に、自然災害時などの緊急時において、外部ネットワーク、社内ネットワークが不通になった場合でも、データの閲覧、取り出しなどの運用が可能になり、速やかに緊急時の対応が行える。
システム構成は「Multi-Fats システム Share版(WindowsデスクトップOS対応タイプ)」「Multi-Fats システム Server版(Windows Server OS対応タイプ)」の2種類となり、それぞれ、フォルダ設定数の上限が10、100フォルダとなっている。
Multi-Fats システム Share版の、Multi-Fats HDDデータ保存環境は、徹底したセキュアな環境を実現。社内のネットワーク上はもちろん、接続しているUSBケーブルまで、データ転送する全てをMulti-Fats独自プロトコルにて暗号化を施した環境を提供する。