大日本印刷(以下:DNP)は6月22日、低照度の人工照明の光でも動作する「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」を発売すると発表した。
本製品は、ビーコンの多くは電池やAC電源が必要で、設置後の電池交換や電気工事の作業負荷や費用がかかるといった課題を解決するもの。「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」は、デパートの一般陳列棚におけるJIS照度基準を参考として、照度1000ルクスで安定的に100ミリ秒(1秒間に10回)の信号発信ができるという。
BeaconとEddystoneの2つのビーコン規格に対応し、スマートフォンアプリから無線で動作設定を変更できる機能を搭載している。外形寸法は63×115×12mmで、重量は約65g。参考価格1台15,000円(税別、ロットによって個別に見積り)。
新製品は、DNPが本年秋を目処に提供開始予定のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を活用した位置情報サービスに向け開発されたもので、今後流通や小売、空港や鉄道などの屋内施設を持つ企業向けに販売するとともに関連デバイスやバックエンドシステムの開発を進めていくという。
なお、本端末は、羽田空港第1ターミナルで日本航空が提供する「国内線保安検査場待ち時間ご案内サービス」のスマートフォンアプリ向けに先行導入されているという。