日本航空株(JAL)は6月21日、資生堂が化粧品・美容情報の開発を通じて、長年蓄積してきた「顔・表情の印象研究」をベースに構築された「笑顔講座」のデジタルコンテンツを客室乗務員(約5000名)のタブレット端末に導入し、 7月1日から9月30日までの3カ月間にわたり試験運用を実施すると発表した。
同コンテンツは、クウジットが提供する顔画像認識ソリューション「KART(Koozyt AR Technology)」、ソニーが開発した顔画像認識技術を利用したもの。
具体的には、人の目で主観的に判定してきた笑顔を、タブレット端末のカメラ機能で撮影・認証し、数値化、印象判定、記録することで、他人に与える笑顔の印象を客観的に分析する。資生堂独自の表情筋エクササイズが行え、豊かな表情や笑顔力を磨くことを可能にする。
同コンテンツを利用することで、客室乗務員は時間と場所を問わず、「笑顔講座」の内容を習得することがでるとともに、自分を客観視しながら、表情筋トレーニングを行ってコミュニケーションにおいて重要な「笑顔力」を磨き、より高品質な機内サービスの実現するという。