大日本印刷(DNP)は6月22日、電源不要のIoT端末「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」を発売したと発表した。

同端末は、デパートの一般陳列棚におけるJIS照度基準を参考として開発されたもので、照度1000ルクスで安定的に100ミリ秒の信号発信ができる。また、ビーコン設置後の設定変更作業の負荷を軽減するため、スマートフォンアプリから無線で動作設定を変更できる機能を搭載。ビーコン規格は、iBeaconとEddystoneの2つに対応している。参考価格は、1台1万5000円(税別)。

同社は今後、流通や小売、空港や鉄道などの屋内施設を持つ企業向けに、同端末を販売していくとともに、関連デバイスやバックエンドシステムの開発を進めており、ビーコンを活用した位置情報サービスおよび関連業務を含め、3年間で6億円の売上を目指すとしている。なお、同端末は羽田空港第1ターミナルで日本航空が提供する「国内線保安検査場待ち時間ご案内サービス」のスマートフォンアプリ向けに先行導入されている。

「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」