ソフトバンク・テクノロジーの連結子会社であるM-SOLUTIONS(M-SOL)は6月21日、浦安市施設利用振興公社が所有するソフトバンクロボティクス提供の人型ロボット「Pepper」に対して子ども向けアンケート機能を個別開発し、アンケートを実施したと発表した。

「Pepper」子ども向けアンケート機能 イメージ

浦安市施設利用振興公社ではこれまで、市内で開催されるイベントの会場などでアンケートを実施する際は子どもに対しても大人と同じアンケート用紙を用いていたため、今回、Pepperの動作を設定するM-SOLの「Smart at robo for Pepper」を活用し、子どもたちが親しみやすいPepperを利用した子ども向けアンケート機能を個別開発した。

子ども向けアンケート機能は、胸のディスプレイと会話で子どもたちにアンケートを誘導し、Pepperの顔認識センサーを利用して、性別・年齢・感情データを取得。アンケートデータはリアルタイムでクラウドに保存され、グラフ化が可能となっている。

浦安市施設利用振興公社はゴールデンウィーク期間中(4月29日~5月5日)、浦安市民プラザWave101で開催された、数多くのユニークな展示物を通じてさまざまな時間を体験できる特別展「時間旅行展-TIME! TIME! TIME!」で、同機能を用いて子ども向けにアンケートを実施した。

その結果、回答者の年齢・性別・感情データのほか、興味のあった展示物などについての情報を回収することができたという。今後も浦安市施設利用振興公社では、夏休み向けに企画しているイベントなどでアンケート機能を活用する予定。

M-SOLは、より多くの顧客が子ども向けアンケート機能を利用できるよう、2016年7月頃の提供開始に向けて、サービス化の検討を進めている。