エプソンは6月21日、可搬重量2.5kgの新型小型6軸ロボット「N2-A450」および同ロボットのオプション力覚センサー「S250H」の国内受注を同日より開始すると発表した。
N2-A450は、新開発の折りたたみ式スリムアームの採用により小型化を実現。設置占有面積は600×600mmと従来機に比べて約40%削減し、人と同等の作業スペースで装置を設置することができる。また、エプソンのスカラロボット「RSシリーズ」の取付寸法と互換仕様になっているため、既存の生産ラインへの適用も容易。さらに、重量は19kgと従来機比2/3の軽量化も実現した。これらの特長から、電機・電子分野や自動車部品分野での小型部品の組立、搬送などの作業に適しているとする。価格(税別)は190万円。
一方のS250Hは、高感度な水晶圧電方式を採用し、N2-A450との組み合わることで繊細な部品の組立や結合部の隙間が少ない部品同士のはめ込みなどの、高精度な技術を求められる作業の自動化を実現する。価格(税別)は69万円。
なお、6月22日~24日に東京ビッグサイトで開催される「日本ものづくりワールド 2016 機械要素技術展」において、N2-A450にS250Hを装着したデモンストレーションが出展される予定となっている。