GEと仏EDFはこのほど、同国のブシャン火力発電所において送電端効率62.22%を達成し、ギネス世界記録に認定されたと発表した。

ブシャン火力発電所はGEののHAガスタービンを用いた初のコンバインドサイクル発電所で、およそ68万世帯が必要とする電力に匹敵する60.5万キロワットの発電が可能。同発電所は、世界最高の燃焼効率を達成したことに加え、30分以内にプラント定格出力に到達するという優れた柔軟性も有している。そのため、電力会社は系統のデマンドや天候の変化に素早く対応することが可能で、再生可能エネルギーのさらなる利用に道筋をつけるものだ、としている。

GEは同発電所について「ブシャン火力発電所は、これまでは十分に活用できなかった機器の能力を最大限利用することで、最高レベルの効率達成に貢献したGE のデジタル・パワー・プラント能力を示す重要な施設です。デジタル制御システムを含むこの能力は、リアルタイムにデータを活用し、安定的かつ効率的なオペレーションという、発電所にとってさらなるアウトカム(成果)を導き出し、より高い信頼性と最適化に向けた価値ある予測のための知見(インサイト)を提供します」と説明している。