6月17日(以下すべて現地時間)、Microsoftは次期Visual Studioとなる「Visual Studio "15"(開発コード名)」のインストールおよび更新手順が大幅に変化することを、公式ブログで明らかにした。Visual Studio "15"は2016年3月30日に最初のプレビュー版をリリースし、5月10日にプレビュー2をリリースしている。以前から開発チームはインストーラーの改善に取り組んでいたが、今回の発表では「smaller by default」における最小の「core editor」のペイロード(容量)が約320MB(メガバイト)になるという。
Microsoft Visual Studio Platform Principal Lead Program ManagerのTim Sneath氏は「新たなUIを『blue lines(青線)』と呼んでいる。我々は高品質なUIを顧客に提供したい」と説明し、ユーザーからのアンケートを求めている。また、インストールや構成変更、アンインストールなどの具体的な手順は「docs.com」で閲覧可能だ。
なお、新たなインストーラーでは、以下のようなオプションを用意し、開発目的に応じた構成を選択できる。
・UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)開発
・ASP.NETやTypeScript、Azure ToolingによるWeb開発
・C++を使ったWindowsデスクトップアプリ開発
・.NETによるクロスプラットフォームモバイル開発(Xamarin)
・.NETによるデスクトップアプリの開発
・C++によるLinuxおよびIoTの開発
・Cordovaを用いたクロスプラットフォームモバイル開発
・C++によるAndroidやiOS用モバイルアプリケーション開発
・Office/SharePointのアドイン開発
・DjangoやFlaskをサポートしたPythonによるWeb開発
・RやF#、Pythonを用いたデータサイエンスと分析アプリケーション
・Node.js開発
・Unityによるクロスプラットフォームゲームの開発
・DirectXによるWindows固有のゲーム開発
・HadoopやSQL Azure MLによるデータストレージと処理
・Azureクラウド サービスの開発と運用
・Visual Studio拡張機能の開発
阿久津良和(Cactus)