ミロク情報サービス(MJS)は6月16日、子会社であるクラウドインボイスと協業し、会計事務所向け記帳代行支援サービス「丸投げ記帳代行」を7月1日より提供開始すると発表した。

「丸投げ記帳代行」は、会計事務所が顧問先企業から預かったさまざまな証憑(請求書・領収書・通帳など)を郵送または画像ファイル形式で受け取り、仕訳データに変換して会計事務所に提供するサービス。

記帳代行サービスの流れ

いつも利用している会計ソフトから仕訳データを取り込めるので、あらゆる会計事務所において同サービスを利用することが可能だという。なお、MJSが開発・提供している会計事務所向けの「ACELINK NX-Pro会計大将」では、画面上に専用メニューを用意しているため、よりスムーズに業務効率化を図ることができるとしている。

仕分け作業は、最初に送付する1年分の過去仕訳データを参照して行うので、詳細な指示書がなくても、適切な勘定科目・部門・補助科目にて仕訳データを作成できる。「ACELINKNX-Pro会計大将」の専用メニューを利用することにより、初めて委託する際の過去仕訳データの作成や受領した仕訳データの取り込みをスムーズに行える。

独自の技術を活用してレシートなどの会計証憑に機械変換を行った上で、会計知識のある国内の担当者が仕訳を確認するなど、常にダブルチェックを行うため、変換精度は99%を超えるという。また、レシートや通帳・出納帳以外に、エクセルなどの電子データや売掛帳・買掛帳、請求書やレジ伝票などにも対応する。

仕訳データを作成する際に独自技術を活用することで、1顧問先当たり5000仕訳以内であれば、各種証憑が到着した後、原則5営業日以内に仕訳データを納品することができる。1年分以上の会計証憑もまとめて依頼することが可能で、その際も仕訳枚数に掛かる基本料金以外の特別な料金は発生しない。

料金体系は、「ビギナー」「スタンダード」「プレミアム」の3プランで、詳細は以下の通りとなっている。

ビギナー スタンダード プレミアム
導入費用 なし なし なし
月額基本契約料 なし 1万円 3万円
仕訳作成基本料(1顧問先1回当たり) 500円 300円 300円
仕訳作成処理料(一仕訳当たり) 30円 20円 15円