イテレイティブは6月16日、ブラウザ上で利用できる、オンラインプログラミング学習サービス「TRYCODE」を発表した。
TRYCODEのカリキュラムは、例題、解説、演習の3つのプロセスを繰り返す構成となっており、動画を観ながら例題を解く、解説を読む、演習でコードを書くを繰り返し、実践的なプログラミング能力を身につけるプログラム。
まず、動画とコード入力画面が並んで用意されている例題で、講師が説明をする動画を見ながら、横に用意されているコード入力画面で一緒に入力を行い、コードの書き方を学ぶ。
次に、動画で講師と一緒に解いた単元の解説を読んで、自分が手を動かして書いたコードがどういったアルゴリズムやパターンで動いているのかを理解する。
最後に、演習問題で復習。入力画面からコードを入力をして、実行、答え合わせを行い、間違いがある場合には吐き出されるエラーの内容を見ながら修正を加える。
演習では、イテレイティブが蓄積したデータを元に、正解に至る時間によって偏差値を出すようになっており、プログラミング能力の判定まで行えるようになっている。そのため、受講生自身でどれぐらいのスキルを身につけたかを客観的に知ることもできる。
TRYCODEを実際の研修で使い、偏差値を分析した結果では、問題に対する回答時間が短く偏差値が高いほど、プログラミング能力が高い傾向がみられた。また、最初の偏差値が低くても複数回演習を繰り返すことで、回数を重ねる度にプログラミング能力が高まっていく事が実証されているという。
「TRYCODE」は、「TRYCODE:Scratch」、「TRYCODE:Java」、「TRYCODE:SQL」の全3コースを提供しており、コースを順番に受講していく事で、IT初心者であっても実践的なプログラミング能力を身につける事ができるとしている。
1名/3カ月あたりの価格(税込)は、TRYCODE:Scratchが1万800円、TRYCODE:Javaが6万4800円、TRYCODE:SQLが4万3200円。3コースがセットになったTRYCODE:トータルパックは9万7200円となっている。