クオールは6月13日、富士通が構築した健康情報管理基盤を「QOLサポートクオール薬局京王八王子店」に導入し、「健康サポート薬局」を目指すモデル店舗として6月17日から運用を開始すると発表した。
富士通は、データ管理基盤をベースに、強固なセキュリティの下、利用者の服薬履歴や健康情報などを収集できる健康情報管理基盤を同社のクラウド上に開発した。
QOLサポートクオール薬局京王八王子店では、体重、血圧、体組成などの計測や簡易血液検査、骨密度、口腔内細菌数などのチェックを店舗で行い、これらの情報などを健康情報管理基盤に一元管理することで、薬剤師はより詳細な服薬指導や健康サポートへのアドバイスが可能になる。
利用者は、クオール薬局に立ち寄ることで、自身の健康状態についてデータに基づいたアドバイスをいつでも気軽に受けて、継続的に健康管理に関する正しい知識を得ることができるようになる。
クオールは今後、利用者のスマートフォンを活用し、日々の運動量や食事などの情報も健康情報管理基盤に集約する予定。また、他店舗にも展開し、利用者の共通した情報がどの店舗でも閲覧できる仕組みづくりに取り組んでいく。さらに、地域内の医療機関や介護施設などと健康情報の集約・共有を実現する富士通の地域医療ネットワーク「HumanBridge(ヒューマンブリッジ) EHR ソリューション」との連携も検討していくという。