2016年6月13日(現地時間)、Microsoftはビジネス系SNSの「LinkedIn」を262億ドル(約2.7兆円)で買収することを公式ブログに発表した。LinkedIn CEOのJeff Weiner氏はそのまま職務に留まり、LinkedIn Board ChairmanのReid Hoffman氏も取り引きに同意済み。LinkedInの株主から承認を得た上で2016年内に買収が完了する見込みだ。
LinkedInはビジネス系SNS企業として2002年に創業し、4億3,300万人のユーザー数は前年比19%以上。月あたり1億500万件のユーザー訪問数。700万件のアクティブな求人情報を誇る。Nadella氏は今回の買収について「LinkedInチームによる新しいビジネス成長を実現し、Microsoft DynamicsやOffice 365の成長をうながすことを期待する」と述べている。また、Microsoft社員向けのメールでも、LinkedInとMicrosoft両者の成長をアピールし、B2Bビジネスの加速化を訴えた。
阿久津良和(Cactus)