丸紅情報システムズ(MSYS)は6月10日、レノボ・ジャパンの法人向けハイパーコンバージドシステム「Lenovo Converged HX Series(HXシリーズ)」の販売を開始すると発表した。
HXシリーズは、サーバとストレージを一体化し、仮想環境を動作させることが可能な統合アプライアンスシステム。米NutanixがOEM供給するソフトウエアを搭載している。HXシリーズは、このハードウェアにNutanixを搭載してハイパーコンバージドサーバーのアプライアンス製品として提供するもの。
HXシリーズは仮想サーバ、仮想デスクトップ、ビッグデータ、データベースなど幅広い用途での活用が可能で、標準的なデータセンターにおいては複数世代のサーバ、オペレーティングシステム、ストレージ、ハイパーバイザーが混在している。同製品はインフラ構成を統合、簡素化し、設置や管理などのコストを削減するという。
MSYSでは、HXシリーズと丸紅グループのクラウド「Cloudest(クラウデスト)」を組み合わせて提案する。例えば、顧客のオンプレミス環境で運用するHXシリーズとCloudestの仮想レイヤーを組み合わせ、災害時のデータ保護・復旧および、低コスト・簡易なバックアップ運用を実現するとしている。
また、これまで米AVAYA(アバイア)の国内一次販売店として販売・構築・保守を行っており、アバイアのネットワーク仮想化技術によりハイパーコンバージドサーバを一元化し、スケールアウトを容易にするという。