KDDI研究所は6月8日、メール送信時に宛先や件名、添付ファイルといった重要情報をなぞって指差し確認することで、メールの誤送信などのセキュリティ事故を未然に防止するメール誤送信防止アプリである「Nazori Mail Checker」を開発したと発表した。法人向けに7月1日から提供開始する。
新製品は、PCの画面上に表示した宛先や件名、添付ファイルを、マウス操作でなぞらなければメール送信が出来ない機能を搭載。慣れや思い込みによる確認漏れを防ぐことができるとしている。
画面上の宛先をなぞると平仮名や会社名に変換して表示し、入力誤りを精緻に発見できる機能を持つほか、同アプリをインストールしたPC間で送信前のメールをお互いに確認できる「第三者確認機能」により、さらにメール誤送信の防止に役立つという。
なお、送信時の確認対象や確認動作は、利用部門ごとにカスタマイズが可能。動作OSはWindows 7 SP1/8.1/10。対応メールソフトはOutlook 2010(32bit版のみ)/2013・2016(32bit版/64bit版)。別途.NET Framework 4/4.5が必要。