6月6日(現地時間)、GitHubはコーディング向けテキストエディター「Atom」バージョン1.8およびバージョン1.9ベータをリリースしたことを公式ブログで発表した。バージョン1.8は公式サイト、バージョン1.9はベータ向けサイトからダウンロード可能。

Atomバージョン1.8

新機能として選択した文字列を移動させるショートカットキーが加わった。Windows/Linuxは[Alt]+[Shift]+[←(→)]キー、OS Xは[Cmd]+[Ctrl]+[←(→)]キーで実行する。ただし筆者が確認した限り、公式サイトで示したような移動ではなく、選択範囲が切り替わるのみだった。また、新たなオプションとしてAtom終了時に開いていたすべてのウィンドウを記憶し、次回起動時に復元する「core.restorePreviousWindowsOnStart」を追加。ただし、バージョン1.8では設定UIを用意していないため、動作を変更するには設定ファイルを編集する必要がある。

バージョン1.9ベータでは、表示レイヤーなど内部デザインの変更に取り組み、テキストの折りたたみ速度の向上や、ソフトラップが発生した際の動作を改善した。また、ドラッグ&ドロップによるタブのレイアウト管理、CygwinおよびMsysとの互換性向上などが含まれる。

阿久津良和(Cactus)