ウイングアーク1stは6月6日、紙による帳票運用の流れをシステム化する、帳票電子活用ソリューション「SVF PDF Archiver Ver.9.3」を発売。併せて、PDFファイルにタイムスタンプ(時刻認証)を付与する「SVF PDF Archiver Timestamp Option」を提供する。
「SVF PDF Archiver」は、スキャニングした紙の画像をPDF化し、指定した条件で、自動でSVF PDF Archiver内のフォルダーに格納。格納されたPDFファイル帳票を、データベースのように扱うことができ、膨大な帳票の中から該当する帳票を瞬時に検索して活用することを可能にする。「平成27年度税制改正の大網」の規制緩和により、電子署名要件は電子署名が不要となり「タイムスタンプとともに入力者等に関する情報の保存」へ変更された。これに伴い、本規制緩和に対応した「SVF PDF Archiver Timestamp Option」が提供された。
最新版では、人が紙をファイリングする際に決定した仕分けの決まりやルールを、PDFファイルの運用管理に適応できるほか、紙やPDFから日付、数字、文字列などの条件を設定することで、部分一致や範囲検索も実現、検索条件にヒットした帳票一覧リストを出力することも可能。
セキュリティ機能も充実しており、原本はそのままで、パスワード設定・印刷不可設定・透かしの埋め込み・アクセス制御・マスク(秘密事項など重要な箇所を非表示)などを詳細に設定できる。さらに、蓄積されたPDFファイルや帳票印刷データは、オプションを用いることで、タブレット端末上で閲覧、印刷、スタンプ付与、画像貼り付けなどが可能となっている。
製品名 | 価格(税別) | 概要 |
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SVF PDF Archiver Ver.9.3 | 230万円~/1サーバ | PDFファイルを、条件に合わせて指定したフォルダへ自動仕分けを実施。長期的な保管を支援し、PDFファイルの文字による検索が可能 |
SVF PDF Archiver Timestamp Option | 75万円~ | PDFファイルにタイムスタンプを付与する機能 |
SVF PDF Archiver Tablet Option | 100万円~(ユーザー無制限) | 「SVF PDF Archiver」に保管されたPDFファイルをタブレットで閲覧・確認が可能。ワークフロー承認時に必要なスタンプ編集機能も搭載 |