米国マサチューセッツ州ボストンに拠点をおくNature Incはこのほど、エアコンをスマート化する「Nature Remo」の先行予約において、クラウドファンディングサービス「KickStarter」で10日で5万ドルを調達し、目標を100%達成したと発表した。

Nature Remoは制御機能を有するデバイスと、スマートフォンアプリで構成するIoT製品。インターネットを通じてスマートフォンでどこかららでもエアコンを含めた家電のリモコン操作が可能になるほか、室内の人の検知や過去の操作履歴を学習し、電気代の節約につなげるという。

同社は、KickStarterのプロジェクト終了までの間に10万ドルの調達を達成した場合、筐体の中心にある発光ダイオードをRGB全色カラー対応に切り替える。15万ドルの調達を達成した場合は、インターネットに接続することなく家庭内のほかのIoTデバイスやアプリとの連携を可能にするローカルAPIを開発するとしている。

正式発売は2016年8月(日米同時)の予定。また、2016年内には消費電力の計算機能・電力供給機能をもつ「パワープラグ」発売し、デマンドレスポンス(電力需要抑制システム)への対応を可能にする計画だ。

Nature Remo