NECは6月2日、OpenStackを活用したクラウド基盤の構築と運用を支援するソリューション「NEC Cloud System(OSS構築モデル)」のマルチデータセンター機能を強化し、同日より提供開始することを発表した。
機能強化では、異なるバージョンのOpenStackが混在するマルチデータセンター環境でも、統合ポータルによる統一した運用を可能とする。
また、従来データセンター内ネットワークに適用していたSDNを、データセンター間のネットワークにまで拡大することで、マルチデータセンターを1つの仮想データセンターとして統合管理することができる。
同社ではこれにより、バックアップ側のデータセンターリソースを用いてシステムの迅速な再稼働が可能になるとしている。
さらに、データセンターサービス事業者や企業向けに、マルチベンダ環境の物理/仮想ネットワークアプライアンスを自動構築する管理機能を提供すし、これにより、データセンター全体での管理の効率化を実現するという。