The Independentに5月24日(オーストラリア時間)、「WhatsApp Gold: Scammers trick mobile users into downloading malware|News|Lifestyle|The Independent」において、WhatsAppアプリを真似たアプリが出回っていると伝えた。このアプリは「WhatsApp Gold」と呼ばれ、一見すると機能強化版のWhatsAppアプリのように振る舞っているが、実際にはマルウェアを感染させて情報窃取を行っていると指摘がある。
WhatsAppは人気の高いメッセージングアプリを提供している。「WhatsApp Gold」は機能強化版のアプリのように装っており、数百の写真の一斉送信、新しい絵文字の利用、ビデオコールが可能なほか、強化されたセキュリティ機能を備えていることなどをうたって、ユーザーにインストールを促している。これまでにも「WhatsApp Plus」という偽アプリが存在しており、WhatsAppは注意を呼びかけている。
すでに「WhatsApp Gold」などの偽アプリをインストールしてしまった場合は、即座にアプリをアンインストールするとともに、WhatsAppが提供している公式アプリを使い出す前に少なくとも24時間は待つようにとアドバイスが掲載されている。公式のアプリストアからインストールしたアプリであってもこのようにマルウェアの振る舞いをするものがあり、注意が必要。