同社が2015年に行ったアンケート調査

オープンなオフィス。コミュニケーションの増幅やナレッジの共有など企業活動にとってメリットも多い反面、オフィスで生じる"音"の問題が近年増えているという。コクヨエンジニアリング&テクノロジーは、オフィスの移転やレイアウト変更や間切り、設計・施工、電気、LAN、電話等の設備工事から煩雑な手続きまで広くオフィスに関わるソリューションを展開する企業だが、同社のサウンドソリューションの導入件数が2011年度比で4.6倍に伸びていることを発表している。

同社が2015年に行ったアンケート調査では、以下のような結果が出ている。
(1)社内会議において会話漏れが気になる人の6割は「会議に集中できない」
(2)応接・商談中に会話漏れが気になる人の6割は「安心して商談が行えない」
(3)会話漏れを気にする内容は「機密事項」「個人情報」を話す時が最も気になる
(4)役員・部長クラスの8割は応接・商談時に会話漏れを気にしている
(5)個室の会議室であっても会話漏れが気になるが、対策をしているオフィスはわずか1割にも満たない。
(6)会議室に必要な要素として遮音性能(会話漏れ対策)の優先順位は3番目

コクヨエンジニアリング&テクノロジー サウンドマスキングシステムWebページ

近年では、オープンオフィスの浸透や耐震構造による密閉度の高まりなどもあり、業務に支障が及ぶところまで問題が大きくなっており、業務や職種によっては、機密やプライバシーが会話から漏れてしまうこともあるため、企業内における日常の"音"に対しては、組織としての対策も戦略として求められる。

労働安全衛生規則では騒音や気積の規定など快適な職場環境の形成を求めているが、当然のことながら理由があっての法規である。生産性を高めるためにも業務に最適な職場環境を考えることは重要なことだ。

同社では、音を吸収する素材パネルや"必要"な間仕切り、サウンドマスキングなど職場オフィスにおける良質なサウンドソリューションを体感できるショールームを全国16カ所に展開している。社員の生産性を本気で考える企業は一度、訪れてみてみるのもの良いのではないだろうか?