Google Safe Browsing Teamは5月20日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Evolving the Safe Browsing API」において、SSafe Browsing APIの最新版となる「Safe Browsing API バージョン4」を公開したと伝えた。このAPIは既存のSafe Browsing API バージョン3を置き換えるもので、従来のバージョン(バージョン2とバージョン3)は非推奨になり始めている。Google Safe Browsing Teamは、古いバージョンを使っている場合、可能な限り迅速にアップグレードすることを推奨している。
Safe Browsing APIはマルウェアや詐欺サイトなどへのアクセスを防止することにつながる機能で、すでに10年にわたって機能が提供されている。最初に公開されたのは2007年で、開発者に対して疑わしきサイトのリストにアクセスする方法を提供するといった形で機能が提供されていた。
今回公開された最新バージョン「Safe Browsing API バージョン4」では、スマートフォンやタブレットデバイスといったデバイスからインターネットを利用しているユーザーにとって便利になる機能が充実している。スマートフォンやタブレットデバイスはPCから利用する場合と比べてさまざまな面で制約を抱えている。今回のバージョンではこうした環境においてより扱いやすくなるように機能が提供されている。