NTTアイティとフュートレックは、相互が保有する音声認識関連製品を組み合わせて、音声対話システムを活用した人工知能により、コンタクトセンタや会議支援、カーナビなどの産業分野におけるアジアパシフィック圏向けの多言語音声認識ソリューションの提供や新規市場への展開などに向けて、業務提携を進めることで合意したと発表した。
NTTアイティでは、NTT研究所で研究開発された音響処理、音声認識技術をベースにした音声認識ソリューション「SpeechRec」シリーズを、NTTグループ他コンタクトセンタ市場向けなどに販売。一方、フュートレックは、情報通信研究機構(以下、NICT)の技術をベースに開発した音声認識技術をNTTドコモ「しゃべってコンシェル」に提供するとともに、多言語音声認識ソリューションを自動車や業務ソリューション市場向けなどに販売してきた。
今後両社は、NTTアイティの音声認識技術に、フュートレックの音声認識のノウハウを融合するとともに、販売チャネルの統合や音声認識を活用した新規サービスでの開発連携によって開発投資を効率化することで、国内及び海外において音声認識事業の拡大を目指すという。
そして、本提携を通じて、音声対話システムを活用した人工知能により高度化が進む、コンタクトセンタや会議支援、カーナビなどの産業分野におけるアジアパシフィック圏向けの多言語音声認識の提供や新規市場への展開などを強化していくという。