オンラインバックアップサービス企業Backblazeは5月17日(米国時間)、「2016 Hard Drive Review: Testing 61,590 Hard Drives」において、2016年第1四半期におけるハードディスクドライブの故障率などについて報告した。これによると、HGSTのハードディスクの平均故障率が1.03%と最も低く、逆にWestern Digitalが6.55%と最も高い値を示している。2014年および2015年に最も高い故障率を示したSeagateは3.48%とこの第1四半期には故障率が改善している。
ちなみに、同社ではHGSTとSeagateのハードディスクドライブの採用率が96%を超えている。
- HGST 51.1%
- Seagate 45.3%
- Western Digital 3.4%
- 東芝 0.3%
このメーカーのシェアについて、特定のメーカーのハードディスクを優先的に購入しているわけではなく、1回の購入で5000台~1万台ほど購入可能で、それなりの値引きが実施されるメーカーから購入しているためだと説明されている。条件に合えば、Western Digitalや東芝のハードディスクも購入したいとのことだ。
- 4TB 58.3%
- 3TB 22.3%
- 2TB 12%
- 1.5TB 4.2%
- 6TB 2.2%
- 1TB 0.9%
容量別に見ると4TBが最も多く、これに3TBと2TBが続いている。1TB当たりのコストが廉価であり、さらに大量に購入できるサイズのハードディスクドライブの数が多いと説明がある。より容量の大きなハードディスクも価格的に見合うものがでてきているが、大量に購入できるかどうかという点でまだ候補としては弱いそうだ。同社は2016年第1四半期に6万1590台のハードディスクドライブを使用しており、前回の報告よりも9.5%増加している。