サイバー・バズは、「Instagramの投稿を元にしたユーザーの購買意向」をテーマに、同社会員女性650名に調査を行い、その結果を発表した。
この調査は、2015年12月19日~2015 年12月24日に、全国の20歳から50歳の女性650人に、商品投稿に関する購買行動をインターネットにより行った。
まず、「ご自身のInstagram の利用方法で一番近いものを教えて下さい」(単一回答)と尋ねたところ、94%が「投稿も閲覧もする」と回答。対して「投稿はせず閲覧のみ」と回答したのは6%に留まったという。「投稿も閲覧もする」と回答したユーザーの中で、「投稿も閲覧も同じくらいする」と答えたユーザーは56%に及び、上記の結果から Instagram ではアクティブなユーザーが多いことがわかったという。
続いて、「フォローしている友人や同僚」と「タレントやモデルなどの『有名人』」による投稿別に、「Instagram 内で投稿している商品を購入したことや、お店に足を運んだことはありますか」(単一回答)と尋ねたところ、「フォローしている友人や同僚」によるInstagram 内での投稿に対して、5割のユーザーが「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」と回答。「有名人」による投稿の場合と比較すると 15ポイント高いことから、友人や同僚などの身近な人の投稿にはフォロワーの購買意欲を高める傾向があることがわかったという。
また、商品購入(店舗来店)後の「商品投稿」に関する数値が高いことからも、親しい友人コミュニティが中心のInstagramにおいては、身近な人の投稿が購買行動に紐づきやすいという。
さらに、投稿された商品を購入したことがあるユーザーにどんな商品を購入したかを尋ねたところ、「美容関連」「食品・飲料・アルコール類」「ファッション関連」が上位になり、特に「美容関連」「食品・飲料・アルコール類」が高い割合となったという。
「有名人」と「友人・同僚」別に購買意向の差を見ると、「有名人」では 1 位「美容関連」、2 位「食品・飲料・アルコール類」なのに対し、「友人・同僚」では、1位「食品・飲料・アルコール類」、2 位「美容関連」という結果になり、投稿する人物により順位の差異があるものの、Instagramでは日常的に利用する嗜好品の方が購買意向に繋がりやすいという。