キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は5月18日、機械系CAD「SOLIDWORKS」と建築系CAD「Vectorworks」を融合したCADソリューションの提供を5月30日より開始すると発表した。
CADは製品ごとにファイル形式が異なるため、他社のCADで作ったデータを別のCADに取り込むことが難しく、中間ファイルを作成して取り込んだ場合でも一部の線や面、色、テクスチャーなどのデータが抜け落ちてしまう場合がある。
新ソリューションでは、SOLIDWORKSとVectorworksが同じコアエンジンを採用している特性を活かし、共通ファイル形式である「ParasolidX_T」を使い、双方のデータのスムーズな取り込みを実現。具体的には、SOLIDWORKSで備品のCADデータを作成し、Vectorworksで作成したレイアウト図面やパース図に備品のCADデータを取り込むことで、想定した空間やシーンに合わせた商品のレイアウト図面を簡単に作成することができる。
価格(税別)は150万円~で、建築設計業や機械製造業を中心に提供していく。