Merck & Co.(MSD)と東京大学は5月12日、創薬共同研究における戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。
同契約によりMSDは、東京大学トランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブ(TR機構)が保有する学術研究成果のデータベース「Research Mapping System」にアクセスすることが可能となるため、創薬シーズの応用展開の促進が期待される。
一方、東京大学は、さまざまな分野での研究成果をMSDの創薬プラットフォームおよびグローバルネットワークと組み合わせることで、グローバルオープンイノベーションを実践していく考えだ。
MSD社長 トニー・アルバレズ氏は、今回の契約締結について、「当社の研究開発戦略に、世界の研究者とアンメットメディカルニーズに応える革新的新薬の開発を進めることがあります。MSDには、日本の研究者と共に研究を行ってきた長い歴史があり、今回、東京大学とも戦略的パートナーシップ契約を締結できたことを嬉しく思います」とコメントしている。