旭化成は5月12日、同社のグループ会社である米Crystal ISが、窒化アルミニウム(AlN)の単結晶基板を用いた、水・空気・表面殺菌に使用可能な高出力殺菌用深紫外LED「Klaran」を5月より販売開始したと発表した。
同LEDは、殺菌に最も効果的な265nm周辺(250~280nm)の波長を発光できる深紫外LED(UVC LED)。3.5mm角の小型なセラミックパッケージで、15~30mWと高輝度な発光を実現している。
ヘルスケア製品、家庭用機器等における水・空気・表面殺菌など、これまで紫外線殺菌が用いられなかった幅広い分野への利用が想定されており、また、飲料水の殺菌やラボ用超純水製造装置などに使用されている水銀ランプの代替光源としても注目されているという。